25周年を迎えたシミュレーションRPG “ファイアーエムブレム”シリーズ
オーケストラ・コンサート×ミニドラマ×トークショーによる
豪華記念コンサート、愛と勇気に満ちた感動のフィナーレ!
「if」テーマ曲を歌う謎の新人”蓮花”
奇蹟の歌声を初めて生披露し華を添える…!

1990年に任天堂ファミリーコンピュータ用ソフトとしてシリーズ第1作「暗黒竜と光の剣」が発売され、今年6月には14作目となる最新作「if」を発表するや大ヒットを記録しているシミュレーションロールプレイングゲーム「ファイアーエムブレム」シリーズ。国内外に多くのファンを持つその人気シリーズの25周年を記念した”-愛と勇気の25周年記念-ファイアーエムブレム祭”が、7月24日、25日の2日間、TOKYO DOME CITY HALLで開催された。
全3公演が行われた今回の”祭”は、歴代の作品を彩ってきた音楽-ゲームミュージックを、オーケストラアレンジで聴かせるコンサートを軸に、ゲームのキャラクターを演じた人気声優陣によるミニドラマ、スタッフ、キャストによる裏話満載のトークショー等、「ファイアーエムブレム」を耳で目で、そして心で感じることが出来るプログラムであり、「ファイアーエムブレム」シリーズを愛するファンを約2時間半に亘って魅了した。
開演前に流れる場内アナウンスを担当したのは最新作「if」のヒロイン・アクア。ゲームをすでにプレイしているファンからは、早くも繰り出された粋な演出に満足げな笑みがこぼれる。この会場に入った時から、特別なイベントが始まっているのだと実感した人も多かったことだろう。
本編への期待が高まりつつある中、客席の灯りが消え、開演の幕が上がると同時に、ステージ上のスクリーンには本コンサートの象徴・剣と竜を象った炎の紋章-ファイアーエムブレム-が映し出される。そして奏でられるのは「ファイアーエムブレム」のメインテーマ。数々の英雄、ヒロインたちが織り成す壮大な物語の幕開けを飾るにふさわしい、勇ましく広やかな音が溢れ、「ファイアーエムブレム」とオーケストラのコラボレーションによる無二の空間へと観客を導いていく。
メインテーマが終わると、この日の総合司会である声優の世戸さおりさんが艶やかな赤いドレス姿で登場。最新作「if」、前作「覚醒」のキャストでもある彼女は、この”祭”の最初から最後まで、時折そのキャラクターを演じながら進行役を務めていた。
コンサートの冒頭、彼女が口にしたのは、7月11日に急逝した任天堂取締役社長・岩田聡氏に対する「ファイアーエムブレム」全スタッフからの感謝と哀悼の意であった。同シリーズの良き理解者であった岩田氏を会場を埋め尽くしたファンとともに偲び、そして改めて「ファイアーエムブレム」シリーズを支えてくれたプレイヤーに向けたスタッフ、キャストからの御礼の言葉を伝えると、会場からはあたたかな拍手が贈られる。その拍手に包まれながら、本コンサートのオーケストラアレンジを全て手がけ、指揮を振るう藤原いくろうさん、演奏を務める東京フィルハーモニー交響楽団が紹介されると、会場からはより大きな拍手が。
「皆様、どうぞ最後までゆっくりとFEワールドをご堪能ください!」という世戸さんの言葉を受け、まずはオーケストラによるステージが展開されていく。
「光を継ぐ者編」「英雄編」と銘打ち、ゲームそれぞれの世界観をまとめた選曲を上質な演奏で楽しむという濃密な時間。スクリーンには演奏曲ごとにゲームのメインビジュアルが映し出され、時に雄々しく、時に優美に響く音とともに観客を楽しませる。一曲ごとに会場からは心からの拍手が贈られたが、夢中になったゲームの中の物語とともに、プレイしていた当時の自分自身の思い出も蘇えり、懐かしさと感慨を胸にいだいていたのだろう。
多くの聴きどころ、見どころがあった今回の”ファイアーエムブレム祭”だが、特に会場の目と耳を釘付けにしたのが、「ファイアーエムブレム if」キャストによるミニドラマと歌姫・アクアの歌声だった。
「異界の音楽祭へ」というテーマで人気声優陣が演じたドラマは、今回のために書き下ろされたもので、歌姫・アクアが登場する音楽祭へ向かうまでのやり取りが小気味良く描かれている。25日の公演ではアクアをメインにしたストーリーが演じられ、時に笑いも起こる等、キャストたちのプロフェッショナルな演技に、会場はすっかり「if」の世界に引き込まれていった。
音楽祭でのアクアの歌を期待するルーナ(世戸さん)のセリフでミニドラマは締めくくられ、続くアクアのモノローグを合図に「if」のテーマ曲「if ~ひとり思う~」のイントロがオーケストラにより奏でられる。そして舞台の後方に現れたのは純白のドレスをまとった女性…「if」制作スタッフが”歌に癒しの力を宿すヒロイン━歌姫・アクアの歌声はこの子だ”と評し、アクアの歌唱パートに抜擢されたアーティスト・蓮花だ。
ステージ上のスクリーンには、今回のコンサートのためだけに制作された「if ~ひとり思う~」の特別版MVが映し出され、ファンの目の前で蓮花の歌とアクアのストーリーがシンクロしていく。清らかさと聖なる響きを持ち、儚さと力強さの双方を感じさせる奇蹟の歌声は会場中を包み込み、そっと目元の涙をぬぐうファンの姿もそこにはあった。
ゲーム内のアクアの歌声を通して、国内外のファンから多くの反響が寄せられ、7月1日にこの「if ~ひとり思う~」でデビューした蓮花だが、ファンの前に登場するのは今回が初めて。初お披露目となった謎の歌姫”蓮花”の生の歌声に、”感動した!””鳥肌が立った!”といった声が聞かれた。ベールの一端を脱いだ蓮花だが、文字で綴られたプロフィールや姿ではなく、何よりもその歌声が彼女自身を雄弁に語っていた。まだまだほかの楽曲も聴いてみたいと思わせる歌い手であった。
そして再びオーケストラによるステージ「人竜と聖魔編」を挟み、スタッフとキャストによるトークショーがスタート。3公演それぞれにテーマが設けられ(24日の昼公演は「初めてのファイアーエムブレム」、25日の昼公演は「~覚醒まで」、夜公演は「夜のファイアーエムブレム」)、第一線で活躍するスタッフ、キャストの「ファイアーエムブレム」との出会い、ファイアーエムブレム黎明期から現在に至るまでに起こったエピソードが、笑いも交えて語られた。
「ファイアーエムブレム」にプレイヤーとして出会っていたというスタッフ、キャストも多く、25年という長きに亘って愛されてきたシリーズであることを実感するトークショーであった。
スタッフやキャストの話しを興味津々に聞いた後はグッズの紹介コーナー。司会の世戸さんが、今度は「覚醒」の登場人物、行商人・アンナとして登場。他のキャストやスタッフと軽妙なトークを繰り広げ、「ファイアーエムブレム」のスペシャルグッズを猛プッシュ!会場からは笑いが絶えず巻き起こり、ほっと一息つく時間を演出した。
時間が経つのは早いもので、気づけば開演からすでに2時間近く。ついに世戸さんが最後のコーナーを告げる。
最後の演奏と紹介されたのは、「蒼き暁と覚醒編」。男女のソリストがステージに立ち、見事なバリトンとソプラノが響き渡る。記憶に新しい「覚醒」の物語は、聴くプレイヤーのもとに鮮烈に届いたことだろう。
最後の演奏への惜しみない拍手を受け、これまでのステージに出演したスタッフ、キャストが登場し、会場を埋めるファンに向けて感想を伝える。誰のメッセージにも、「ファイアーエムブレム」シリーズに関わってきた誇りと、シリーズを応援してくれたプレイヤーたちへの感謝の思いが込められていた。
そんな感動、大団円の中で終わると思われた”ファイアーエムブレム祭”だったが、「実は最後に、もう一曲だけ用意してるんです。」という世戸さんの言葉とともに現れたのは合唱隊と先ほどすばらしい歌を披露したソリストの2人。その姿を目にしピンときたプレイヤーたちからは、”まさか…””そうきたか!”という声がもれる。
「この曲を歌える方は一緒に歌ってください!歌詞もスクリーンに出ます!」といって演奏されたのは、「ファイアーエムブレムのテーマ」日本語詞オペラバージョン。
♪ファイアーエムブレム
手強いシミュレーション
勝ってくるぞと 勇ましく
危なくなったなら スタコラ逃げろ
驕れる者は ドツボにはまる♪
「ファイアーエムブレム」のおもしろさを端的に表す歌詞、本格的なオペラでゲームの世界を歌いあげるという斬新な発想のこの曲は、シリーズ第1作「ファイアーエムブレム ~暗黒竜と光の剣~」CMソングとして発表されたもの(シリーズ6作目「封印の剣」CMにも採用)。25年に亘り、多くのプレイヤーたちに強烈なインパクトを残すテーマ曲を出演者、観客揃って大合唱し、 “-愛と勇気の25周年記念-ファイアーエムブレム祭”はフィナーレを迎えた。
終演後、帰路につくファンの表情はどれも笑顔で満ち足りたものだった。「ファイアーエムブレム」シリーズの25年は、一貫したテーマである”愛”と”勇気”に溢れたものであり、これからもファンとともにその歴史を創っていくのだろうと確信できるコンサートであった。
◆ファイアーエムブレム25周年記念イベント
ファイアーエムブレム祭公式サイト
http://www.fe25thevent.com/
【コンサート】
編曲・指揮 藤原いくろう
演奏 東京フィルハーモニー交響楽団
演奏曲目
■メインテーマ
ファイアーエムブレム メインテーマ
■光を継ぐ者編
アグストリアの動乱
獅子王エルトシャン
最後の聖戦
エンディング バラード
■英雄王編
暗黒竜と光の剣 ストーリーメドレー
外伝 ストーリーメドレー
神竜伝説
新たなる歴史を刻む者
■人竜と聖魔編
封印の剣 烈火の剣 聖魔の光石 バトルメドレー
Suspicious~三竜将のテーマ
草原の風
さまざまな想いを胸に
■蒼き暁と覚醒編
Life Returns
絆 永久に
僕の名はマルスだ?…少し、むずがゆいな
「I」メドレー
—————-
「if ~ひとり思う~」
歌 蓮花
—————-
■蓮花最新情報
蓮花の未発表曲「Melody of Memory」(Original Edit Ver.)プレゼント企画を実施!
7月31日までに、 蓮花のオフィシャルメルマガにご登録頂いた方全てに無料ダウンロードIDをプレゼントします!詳しくは下記URLをご覧ください。
◆プレゼント企画ページ
http://renka-web.com/news /news_003.html
◆蓮花オフィシャルサイト
http://renka-web.com/
◆メルマガ登録ページ
https://beinggiza.com/mailmag/renka-web/form
コメントを残す